注文住宅に光を取り入れる間取りの工夫とは?福岡の施工事例
2024/04/30
日当たりの悪い土地でも、適切な工夫によって明るく快適な住環境を実現できます。福岡の斉藤工務店の注文住宅施工事例では、日当たりの悪さをカバーするための独自のアプローチが取られています。豊富な自然光を取り入れる工夫や、調湿性能の高い素材を使用することで、住宅内部に明るさと快適さをもたらします。
注文住宅であえて日当たりの悪い土地を選ぶメリット
注文住宅を建てる際、日当たりの悪い土地を選ぶことは一般的に避けられがちですが、実はその選択にはいくつかの意外なメリットが存在します。
◇土地が安い
日当たりの悪い土地を選ぶメリットは、土地が安価であることです。一般的に、日当たりの悪い土地は形状が特殊であり、たとえば旗竿地のような細長い形状である場合があります。このような形状は、一般的な敷地と比べて利用価値が低く、それに伴って需要も低下します。その結果、土地代が安くなる傾向があります。
◇紫外線や熱の影響が少ない
注文住宅を構築する際に、敢えて日当たりの悪い土地を選択することには、紫外線や熱の影響が少ないという利点があります。たとえば、音楽室を設置する場合、ピアノや他の楽器は日光にさらされると劣化の危険性が高まりますが、日当たりの少ない土地ならば楽器を保護するのに適しています。
また、アート作品や画材を扱うアトリエを考える場合、これらの素材は光や熱に敏感であり、日光にさらされると劣化します。ですが、日当たりの悪い土地にアトリエを設置することで、作品の品質を保護することが可能です。さらに、食品の保存においても、日光や高温は食品の質を損ないますが、日当たりの悪い土地にあるパントリーは食品を劣化から守る助けとなります。
日当たりの悪い土地に家を建てる際に考慮すべきこと
画像出典先:フォトAC
日当たりの悪い土地であっても、設計や間取りの工夫により光を取り込むことも可能です。ここで、日当たりの悪い土地に家を建てた場合に、考慮すべきポイントについて解説します。
◇光をより多く取りこめる工夫を取り入れたい
日当たりの悪い家は湿気がこもりやすいという課題もあります。太陽の光が部屋に入らないと、湿気がたまりやすくなります。湿度が高い状態が長く続くと、建材や設備の劣化が早まり、カビなどの発生も促進されます。これは衛生面に大きな悪影響を及ぼし、健康にも悪い影響をもたらします。
光熱費がかかりやすい点も、日当たりの悪い家の特徴の一つです。冬場に室内が温まりにくく、暖房費が増加する傾向があります。一般的に、冬の暖房費は夏の冷房費よりも高くなるため、日当たりが悪い家では暖房費が増えることが予想されます。
また、日中でも電気をつけなければならない場合があるため、電気代も増えてしまいます。これらの要因が組み合わさり、光熱費がかかりやすい状況が生まれるのです。
◇家族で過ごせる庭がほしい
庭があると、自然に囲まれた開放的な空間が生まれます。これにより、建物周辺のスペースが確保され、建物に日光がより良く当たります。隣地との間に庭がある場合、周囲からの建物や構造物による遮光を受けにくくなります。そのため、日中の太陽光が建物により多く差し込み、室内に自然光が豊富に取り込まれやすくなります。
また、庭があることで風通しが改善されます。建物や植栽によって風が遮られることなく、庭を通って風が流れることができます。これにより、建物内部へ新鮮な空気が取り込まれ、換気が促進されます。特に庭が広く開けている場合、風がより自由に流れるため、建物内部の空気が良好な状態に保たれます。
さらに、庭があることで見晴らしが向上します。庭からの眺望は建物周辺の景色を楽しむことができるため、建物内部でも自然を感じることができます。庭があることで、建物からの眺めが広がり、居住空間の質が向上します。
また、庭は子どもたちが自由に遊び回ることができる場所です。庭に遊具を置くことで、子どもたちは体を動かしたり、想像力を発揮したりすることができます。さらに、庭でのピクニックやバーベキューなどのアクティビティは、屋外でしか味わえない楽しみを提供します。夏場にはプールを設置して水遊びを楽しむこともでき、子どもたちは涼しくリフレッシュすることができます。
家族に寄り添う自然素材の家~斎藤工務店
福岡の斉藤工務店は、顧客のライフスタイルや感性に合わせて家を設計し、個性を満たす機能性とデザイン性を重視します。そのため、日当たりの悪さをカバーする柔軟なアプローチを提供し、理想の住まいを実現します。
◇1回で理想の家を実現
福岡の斉藤工務店は、プロのチームが顧客の理想をさらに高め、実現し、守り続けることが特徴です。一回の取り組みで理想の家に出会えるのは、顧客に徹底的に寄り添い、それぞれの分野から本当に欲しかった家を実現するからです。
斉藤工務店は、一棟一棟を大切にデザインし、一つとして同じデザインはありません。家族の日常生活や将来の暮らしを十分に考慮し、細部に至るまでこだわったデザインと素材選びによって、世界にたった一つの美しい家を実現しています。
◇調湿にこだわった自然素材を使用
斉藤工務店は、建築において調湿性能を重視し、自然素材を積極的に取り入れています。その取り組みの一環として、サーモウール(羊毛断熱材)をはじめとした吸湿性や放湿性に優れた素材を採用しています。
床板には無垢の松材を使用し、季節に応じて湿気を調節します。また、柱には国産杉材、梁には米松を使用するなど、構造材にもこだわり、建物全体での調湿性能を向上させています。壁材には、珪藻土と自然素材をブレンドした土壁を採用し、高い調湿効果を実現しています。
さらに、外壁材として使用するスーパー白州そとん壁は、シラスを主成分とし、多孔質で調湿効果が高いだけでなく、防水性も兼ね備えています。これらの取り組みにより、斉藤工務店は快適な室内環境を提供しています。
日当たりの悪さを改善する施工事例
日当たりの悪さを天井まで届く大きな窓や、中庭の設置により解消した斎藤工務店の施工事例をご紹介します。
◇光がたっぷり入るLDK
こちらの施工事例では、購入した土地の日当たりが悪かったことから、室内の暗さに不安がありました。しかし、開放感たっぷりのLDKは吹き抜けの窓を活かして室内に豊富な光を取り入れており、昼間は青空、夜間は月を眺めることができます。
また、日当たりの悪さをカバーするために窓にカバーが備えられています。これにより、室内は明るく快適な空間となっています。
さらに、施工に使用された自然素材は調湿に優れており、室内が「じめじめする」と感じることはほとんどありません。このことから、斉藤工務店の注文住宅は快適性を重視した設計と施工が行われており、自然光と快適な室内環境を両立させた住まいを提供しています。
◇テラスを備えた中庭で採光を向上
中庭にL字型のテラスを設けることで、採光を向上させる工夫があります。このテラスは、家族が憩いやおやつタイムを楽しむ場として機能しますが、同時に光を巧みに取り入れることができます。
まず、木格子が外からの視線を遮るデザインは、プライバシーを確保しつつも光を遮らないように工夫されています。このような格子は、日差しを柔らかく拡散させる役割も果たし、中庭やテラスに自然な明るさをもたらします。
また、L字型のテラスが中庭に沿って設けられていることで、建物の壁がテラスの反対側に位置し、光を反射させる効果が期待できます。これにより、中庭全体に均一な明るさが生まれ、日中でも快適に過ごすことができます。
さらに、テラスの屋根や側壁には、光を透過する素材や開口部が取り入れられている場合も考えられます。これにより、テラスからの光が室内に取り込まれ、建物内部全体の明るさが向上します。
日当たりの悪い土地を選ぶ注文住宅には意外なメリットがあります。まず、そのような土地は一般的に安価で入手できます。また、日当たりが悪いため、紫外線や熱の影響が少なく、音楽室やアート作品の保護に適しています。
ただし、日当たりの悪さをカバーするためには、設計や間取りに工夫が必要です。湿気対策や光を取り込む工夫を施すことで快適な住環境を実現できます。庭を持つことで風通しが改善され、家族での屋外活動も楽しめます。
福岡の斉藤工務店は、日当たりの悪さをカバーする柔軟なアプローチを提供し、理想の住まいを実現します。自然素材を使用した調湿性能の高い建築や、中庭にテラスを設けるなどの工夫が光を取り込み、快適な室内環境を提供します。