注文住宅のデザインはどうする?デザインの決め方や福岡の住宅の注意点を紹介!
2023/08/31
福岡の風土と文化は、その地での住宅デザインの多様性を生んできました。都市部のモダンなスタイルから、地域の伝統を色濃く反映した和モダン、さらにはアメリカンや南欧風といった幅広いデザインが見受けられます。
しかし、ただ美しいだけではなく、福岡特有の気候条件や災害リスクを考慮した耐久性も不可欠です。以下では、そうした福岡での住宅デザインの特色や、耐久性とデザイン性を両立させるための重要なポイントをまとめています。
福岡で注文住宅を建てるならどのようなデザインにする?
◇住宅外観デザインの種類
住宅の外観はデザイン次第で見る人の印象を大きく左右します。ましてや注文住宅を購入するとなれば、住宅のデザインに力を入れるのは当然でしょう。多くの人が外観デザインを重視します。
スタイリッシュなデザインの方法や選び方に迷う人も多いですが、流行のデザインや一般的に受け入れられる外観には特定の魅力があります。この記事では、注文住宅の人気のある外観デザインやその選び方のコツを解説します。具体的には、シンプルモダン、和モダン、北欧風、アメリカン、南欧風(プロバンス)などのデザインについて触れています。
モダン
シンプルモダンな建築は、余分な装飾を省き、滑らかで直線的なデザインが特徴。このデザインは時代を超えたシンプルさと現代性を持ち、そのために長く愛されています。主にモノクロームの色使いで、環境に自然に馴染む外観が一般的です。このデザインのシンプルさは施工が容易で、コストを効率よく抑えられる利点も持っています。
シンプルモダン
シンプルモダンな建築は、余計な装飾を省き、滑らかなストレートなデザインが特徴です。このデザインは時代に影響されず、常に現代的で洗練された印象を持っています。色合いは主にモノクロームを基調としており、自然環境に適切に馴染むデザインが多いです。また、そのシンプルさから施工がしやすく、コストも効率的に抑えられることが魅力です。
和モダン
和モダンは、日本の伝統的な住宅デザインに現代の要素を組み合わせたスタイルです。特徴として、格子模様、円形の窓、そして木材のドアや柱、壁の使用が挙げられます。色彩は落ち着いたブラウンやグレーが主流で、これにより多くの世代からの好評を得ています。
北欧風
北欧デザインは、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンなどの北欧諸国の住宅スタイルを指し、シンプルな形状、急傾斜の三角屋根、広い窓が特徴です。色彩は自然を感じさせるアースカラーを中心に、白、ベージュ、グリーン、ブルーなどが多用され、明るい雰囲気を持っています。特に、2色使いの外壁デザインは多くの人々から好評を得ています。
アメリカン
アメリカンデザインは、ログハウスの切妻屋根やラップサイディングの外壁、カバードポーチ、ドーマー屋根などの素朴でおしゃれな北米風特徴を持っています。このデザインにはアーリーアメリカンや西海岸風、ニューヨークスタイルなど複数のサブスタイルが存在します。色彩はスタイルによって異なりますが、明るい色から落ち着いた色まで幅広く使われ、開放的な印象を演出しています。
南欧風(プロバンス)
南欧スタイル、中でもプロバンス風は、ギリシャやイタリア、スペインなどの南欧の国々の白を基調とした清涼なデザインです。このスタイルは「プロバンス」や「スパニッシュ」とも呼ばれます。主に爽やかなホワイト、アイボリー、ベージュが使われ、レンガ風の部分も見られます。特に、S型のスパニッシュ瓦が特徴的で、焼成された粘土のオレンジやブラウンの色合いが表れています。
デザインだけでなく機能性も重視しよう
画像出典先:フォトAC
福岡での家づくりでは、デザインだけでなく台風対策も欠かせません。台風に強い家を実現するため、5つの重要な点に注目します。
1、台風への頑強な構造
強風や大雨に耐えるだけでなく、あらゆる方向からの揺れにも対応できる制震装置を採用した家は、台風の影響や地震の際にも住まいをしっかりと守ることが可能となります。
2、飛散や破損を抑制する屋根材
強風によって屋根材が吹き飛ばされると、住宅への損害や雨漏りのリスクだけでなく、周囲の家屋への影響も心配されます。飛ばされにくい重い屋根材や、しっかりと固定できる防災瓦の採用は大変重要です。さらに、緩やかな勾配の屋根は、台風の影響を少なくすると言われています。
3、台風に強く、割れにくい窓
窓に使用するガラスにはいくつかのバリエーションがありますが、複層ガラスは特に強靭さで知られています。このガラスは、2枚のガラスの間にガスや空気が閉じ込められていて、一般的なガラスと比較して風圧に対する耐性が格段に高いとされています。もしもの場合にガラスが割れても、鋭利な断片になりにくく、安全性が高まります。また、シャッターや雨戸、格子の設置することで窓の耐風圧能力を向上することが可能です。
4、頑丈で耐水性を誇る外壁
外壁は飛来物からのダメージ、如何に耐えるかが重要です。タイルなど、強度に優れて傷つきにくい素材や、軽量で水に強い金属製サイディングなど、適切な素材の選択は欠かせません。さらに、塗料の選び方も大切。劣化しにくく、耐水性の高い塗料を選ぶことで、継続する台風からの被害を最小限に抑えることができます。
5、外壁や庭で住まいを守る
特に海沿いの開放的な場所に住宅を持つ場合、高波や高潮のリスクが増加します。そのため、台風に耐える強度を持ったフェンスやカーポートを設けるなど、住宅へのダメージを抑える努力が必要です。また、台風の影響でライフラインが途絶や、近隣のコンビニやスーパーが営業を停止することも考えられます。そのため、必要な食料や水を備蓄するスペースを確保することは、災害時に大きに役立ちます。
住宅のデザインの決め方は?手順や注意点を紹介
住宅のデザインを決定するためには、6つの主要なステップがあります。それらは、コンセプトイメージ、メインカラーとサブカラー、屋根の形状、使用素材、窓の選定、そしてこれら全てを統合する、の順に考えることで、効率的に理想のデザインを形成することができます。
1、コンセプトイメージ
和モダンやアメリカンなど、まずは住宅の基本的なテーマやイメージを決めます。
2、メインカラーとサブカラー
コンセプトに合わせて色を選ぶことが重要です。外観の配色は、2色程度に留めると全体のバランスが取りやすいです。
3、屋根の形状
屋根は住宅の大きな特徴となるため、形や色の選定は慎重に行います。
4、使用素材
外壁の素材選びは、住宅の質感や雰囲気を大きく左右します。さらに、カラーリングや耐久性、コスト面も考慮するポイントとなります。
5、窓の選定
窓のサイズや配置は、住宅の外観や室内の雰囲気に大きく影響します。防犯やプライバシーの観点から、小窓を取り入れることも一考の価値があります。
6、これら全てを統合する
最後に、個別のデザイン要素だけでなく、全体の調和も非常に重要です。門から家までのアプローチや外構デザインなど、全体のバランスを見ながら最適なデザインを追求していくことが、理想的な住宅を作り上げる鍵となります。
福岡での注文住宅のデザインは多岐にわたり、モダンから和モダン、アメリカンや南欧風まで様々なスタイルが人気です。しかし、地域の気候や台風シーズンを考慮することで、耐久性を持たせたデザインが必要となります。
特に、制震装置を有する頑丈な構造、飛散を防ぐ屋根材、複層ガラスの窓、そして耐水性のある外壁は、福岡での家づくりにおいて極めて重要なポイントです。さらに、デザインを決める際は6つのステップが推奨されます。
まず、家のテーマやイメージの選定、次に配色、屋根の形状、外壁の素材、そして窓の選定を行い、最後に全体の調和を考慮してデザインを統合します。これにより、福岡での機能性とデザイン性を兼ね備えた理想的な住宅を実現することができます。
まずは、自分の理想の考えを専門家と共有するもの1つの手です。専門家と考えを共有することで一層考えが深まり、より夢の実現にグッと近づくでしょう。