福岡市で作るおしゃれな二世帯注文住宅で家族の交流を増やそう
2023/10/31
二世帯住宅は親世帯と子世帯の2つの世帯が同時に暮らす住宅で、同じ家の中で生活を分離する点が特徴です。また、生活の分け方も完全に分離するタイプや一部を共有するタイプもあり、注文住宅を建てる際には家族の交流や予算を考慮して選ぶことが大切です。
最近は福岡市においても、おしゃれな二世帯住宅が増えてきています。それぞれの世帯の意見を合わせながら、お互いの交流を増やせる間取りやデザインを考えると良いでしょう。
二世帯住宅にはさまざまな種類がある
二世帯住宅には、タイプの異なるさまざまな種類のものがあります。たとえば、「共用タイプ」「部分共用タイプ」「完全分離タイプ」などがあり、それぞれ特徴が異なります。
こちらでは、二世帯住宅における主な種類を3つご紹介いたします。
共用タイプ
二世帯住宅における共用タイプとは、玄関、駐車場、庭をはじめ、キッチン、リビング、ダイニング、お風呂場、トイレなどの全ての設備を共用する間取りとなります。
寝室などのプライベートな空間以外は全て共用することとなるため、ほとんど同居に近いかたちであると言えるでしょう。
二世帯でにぎやかに暮らしたいといった方におすすめの間取りとなっています。
なおこちらのタイプは、住宅の建築費用をはじめ、冷蔵庫、テレビ、洗濯機などの大型家電の購入を1つで済ませられるため、二世帯住宅の中でも、全体的なコストを大幅に抑えることが可能です。
しかし、生活リズムの違いからお互いにストレスを感じたり、間取りや必要な設備などで揉めたりするおそれがあります。
また、住宅の全ての設備を共用するため、食費や水道光熱費などを世帯ごとに分けることができません。そのため、トラブルを避けるためにも、費用の負担額などを事前に話し合って決めておくと良いでしょう。
部分共用タイプ
二世帯住宅における部分共用タイプとは、住宅の一部分の設備を共用する間取りとなります。共用する設備は各家庭ごとに異なり、共用する設備をお好みに合わせて選択出来る点が最大の特徴であると言えるでしょう。
なおこちらのタイプは、共用する設備により、建築費用が異なってきます。共用タイプと比較すると、プライベートな空間を確保しやすいといったメリットを得られますが、共用する設備が少なければ少ないほど、建築費用が高くなります。
また、こちらのタイプは設計時に共用する設備を決めておく必要があります。お互いの意見が合わないと揉めてしまう原因となってしまうため、お互いの納得がいくまで話し合いを重ねると良いでしょう。
完全分離タイプ
二世帯住宅における完全分離タイプとは、その名の通り、全ての設備が完全に分離されている間取りとなります。生活リズムやライフスタイルが異なる場合でも、お互いに気を遣うことなく、生活できる点が最大の特徴であると言えるでしょう。
なお、こちらのタイプは、1階と2階に分離する「上下分離型」、同じ間取りを左右対称でつくる「左右分離型」とがあります。
生活するスペースが完全に分離されているため、食費や水道光熱費の負担額などでトラブルに発展することはありませんが、先述の他の2つのものよりも建築費用が高くなってしまう可能性が非常に高いです。
こちらのタイプは、二世帯住宅の中で最も高い人気を得ていますが、親世帯と子世帯が近くに住んでいるというだけであり、生活などは完全に分離されているため、他の2つのものよりもコミュニケーションを取れる機会が少なく、人によっては寂しいと感じられる場合もあります。
おしゃれな二世帯住宅を建てるには?
画像出典先:フォトAC
こちらでは、おしゃれな二世帯住宅を新築される際に注意すべきポイントをいくつかご紹介します。
親世帯の意見にも耳を傾ける
二世帯住宅を新築される場合、ご自身やご家族だけではなく親世帯の意見にも耳を傾ける必要があります。親世帯と子世帯では世代が大きく異なるため、好みのデザインや間取りに違いが生じてしまうのは当然のことです。
そのため、自身やご家族だけではなく親世帯にも快適に過ごしてもらうためにも、親世帯が生活をする空間は生活する親自身にデザインや間取りを決めてもらうと良いでしょう。
家事・費用負担額を決める
二世帯住宅の中でも、共用タイプや部分共有タイプの場合、あらかじめ家事、食費、水道光熱費などの負担の割合を決めておく必要があります。その理由は、実際に新築された住宅に住み始めた後のトラブルを避けるためです。
また、建築費用や月々にかかる生活費だけではなく、固定資産税、都市計画税などの税金の負担の割合についても決めておくと良いでしょう。
建築費用が高くなる可能性が高い
二世帯住宅の場合、一般的な住宅と比較すると、建築費用が高くなる可能性が非常に高いです。たとえ、共用する設備を増やしたとしても、一般的な住宅と比較すると、高い費用がかかってしまいます。
そのため、二世帯住宅を新築される場合は十分な資金が必要であると覚えておくと良いでしょう。
おしゃれな外観デザインのパターンを解説
外観とは、住宅を外から見た姿のことを指します。外壁や屋根の色、使用する素材、窓やドアの形状といったさまざまな箇所を細部までこだわることができます。自身やご家族の好みが大きく反映されやすいところでもあります。
こちらでは、二世帯住宅におけるおしゃれな外観のデザインをいくつかご紹介します。
和風・和モダン
和風と聞くと、昔ながらの伝統的なデザインである純和風テイストな住宅を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし近年、それを現代風にアレンジした「和モダン」と呼ばれるシャープかつおしゃれな住宅も幅広い人気を集めています。
一口に和風テイストな住宅と言っても、定義や細かい決まりはありません。捉え方や考え方も人それぞれであるため、日本らしさを再現できてさえいれば、和風デザインな住宅であると言っても問題はありません。
なお和風デザインの住宅の場合、引き戸、塗り壁、縁側、切妻や寄棟の瓦葺き屋根が特徴的であり、全体的に落ち着いた雰囲気の外観に仕上げることができます。
モダンテイスト
一口にモダンテイストな住宅と言っても、和モダン、シンプルモダン、ナチュラルモダン、北欧モダンなどとさまざまな種類のものがあります。
シンプルモダンな住宅はシンプルな外観の住宅に現代風要素を加えたものであり、直線的な構成をされている点が特徴です。そのシンプルモダンに木目やレンガなどの自然素材を組み合わせたデザインがナチュラルモダンであり、カジュアル過ぎないシンプルなデザインが特徴でsy。
なお、北欧モダンは白やアイボリーといった淡色をベースとした外壁に三角の切妻屋根が特徴的であり、シンプルかつ飽きのこないデザインが多いシンプルモダン、ナチュラルモダンな住宅とは異なり、パステルカラーなどの可愛らしいカラーを使用したツートンも多く見受けられます。
アメリカンテイスト
アメリカンテイストな住宅の場合、三角屋根、ラップサイディング、ダブルハング、ケースメントウインドウなどが特徴的であり、その名の通り、アメリカの住宅を彷彿とさせるデザインの住宅となります。
一口にアメリカンテイストな住宅と言っても、アーリーアメリカン、サーファーズアメリカン、カリフォルニアスタイル、ブルックリンスタイルなどとさまざまな種類のものがあり、どちらも、異国情緒溢れたアメリカンな外観が特徴的です。
なお、アメリカンスタイルな住宅を新築される場合、外観のデザインにこだわり過ぎると、日当たりや風通しが問題となる恐れがあるため、土地の特性を生かしつつ、日当たりや風通しの良いレイアウトを心掛けると良いでしょう。
二世帯住宅には、「共用タイプ」、「部分共用タイプ」、「完全分離タイプ」とがあり、それぞれ、特徴や共用する設備などが大きく異なってきます。そのため、ご家族や親世帯との十分な話し合いを通して、どちらのタイプがよりご自身やご家族の理想に適しているのか、しっかりと確認されると良いでしょう。
なお、新築した住宅に住み始めてから、トラブルの発生を防ぐためには、あらかじめ、家事、食費、水道光熱費などの負担の割合を決めておく、新築する住宅に親世帯の好みや意見を反映させることが大切です。
また、二世帯住宅におけるおしゃれな外観のデザインとして、和風テイストなデザイン、モダンテイストなデザイン、アメリカンテイストなデザインなどが挙げられ、それぞれ、受け取る印象や外観のデザインは大きく異なります。