福岡でおしゃれな外観の注文住宅を建てよう!失敗例にも注意
2023/10/25
注文住宅の外観デザインは、住まいの魅力を左右し、快適な環境を創り出す鍵となります。しかし、その決定には注意が必要です。
外観のテーマやコンセプトを明確にし、実際の建設とのギャップに備え、防犯やプライバシーも考慮しながら、理想の外観を選びましょう。和風、和モダン、シンプルモダンなど、多彩なスタイルがあります。
注文住宅の外観は難しい?その決め方とは
注文住宅を建てるなら、外観は自分のセンスや趣味を表現できる楽しい部分です。しかし、外観を決めるときには、見た目だけでなく、周辺の風景や住みやすさなども考えなければいけません。
今回は、注文住宅の外観を決めるときに役立つコツと注意点を解説します。
外観の色は現地でチェックする
外観の色は、家のイメージや雰囲気を大きく変えます。しかし、色は光や角度によって見え方が変わるものです。カタログやパソコンの画面で見た色と、実際に建てた家の色とでは違って見えるかもしれません。
外観の色は現地でチェックすることが大切です。現地でチェックするときには、サンプルを使いましょう。
サンプルとは、実際に使う素材や塗料を小さく切ったものや模型などです。サンプルを持って現地に行って、周囲の景色や光の具合と一緒に見てみましょう。
外観の素材は住みやすさを考える
外観の素材は、見た目の美しさだけでなく、耐久性や住みやすさも大事です。
例えば、高級感や人気のある色で選んだ黒や白は、汚れや色褪せが目立ちやすく、こまめに掃除や塗り替えが必要になります。
また、木材や漆喰などの自然素材は呼吸性や調湿性が高く、快適な住環境を作りますが、湿気や虫に弱く、防腐剤や防虫剤などの処理が必要になります。
外観の素材は、自分の好みだけでなく、住みやすさも考えて選ぶことが重要です。
外観は周囲とマッチさせよう
注文住宅は自分だけのオリジナルの家ですが、周囲とマッチさせることも大切です。
近所の住宅と合わない個性的な家にすると、目立ちすぎて近隣トラブルになったり、将来的に売却する際に不利になったりする可能性があります。
地域の風土や歴史に合わせた外観にすると、自然に溶け込んだ美しい景観を作ることができます。
外観は周囲とマッチさせることで、自分だけでなく他人からも愛される家にすることができます。
失敗例から学ぶ外観の注意点とは?
画像出典先:フォトAC
注文住宅の外観は、家の魅力や特徴を表す重要な要素です。外観は自分の好みや個性を反映するだけでなく、住む人の快適さや幸せにも関わります。
ここでは、注文住宅の外観でよくある失敗例とその対策について解説します。
バラバラでまとまりがない
外観のデザインでは、色や素材、形やサイズなど、様々な要素が絡み合います。これらの要素を上手に組み合わせることが、外観の美しさや印象を作るコツです。
ですが、自分の趣味や流行に流されて、色んなものを詰め込みすぎると、バラバラでまとまりがない外観になってしまうことがあります。
例
例えば、屋根は和風の瓦で、壁は洋風のレンガで、窓はモダンなアルミサッシ、玄関は木製のドアというように、一つ一つは良いものでも、全体として見ると調和が取れていません。
また、色も同じようにバランスが必要です。赤や青や黄色など、鮮やかな色を使いすぎると、目立ちすぎて安っぽく見えたりする可能性があります。
失敗を防ぐポイント
このような失敗を防ぐためには、外観のデザインには明確なテーマやコンセプトを持つことが大切です。
例えば、「和モダン」や「ナチュラル」や「シンプル」など、自分の好きなスタイルを決めておきましょう。そして、そのスタイルに合った色や素材を選んでいきます。
また、建築家や設計士に相談することもおすすめです。プロの視点で外観のバランスや調和を見てくれますし、自分では思いつかなかったアイデアや提案もしてくれるかもしれません。
サンプルと違ってガッカリ
外観のデザインを決めるときには、サンプルやカタログを見たり、モデルハウスを見学したりすることが多いでしょう。しかし、サンプルやカタログやモデルハウスは参考程度にしか過ぎません。実際に建てられた家はサンプルと違って見えることがあります。
例
一例として、以下のような失敗例があります。
・サンプルでは白い壁だったけれど、実際に建てられた家では灰色に見える。
・サンプルでは木目が綺麗だったけれど、実際に建てられた家では木目が乱れている。
・サンプルでは明るい光が窓から差し込んでいたけれど、実際に建てられた家では窓から
失敗を防ぐポイント
こういった失敗を防ぐためには、サンプルやカタログやモデルハウスを見るときに、細部に拘らず、大枠のイメージや雰囲気を把握することが大切です。そして、実際に建てられた家はサンプルと違って見える可能性をあらかじめ認識しておきしょう。
また、サンプルやカタログやモデルハウスは、自分の家の敷地や周囲の環境とは違う場合が多いので、その点も考慮する必要があります。
例えば、自分の家の敷地が狭い場合や、周囲に高い建物がある場合は、サンプルよりも窓からの光が少なくなる可能性が高いです。 そうした場合は、窓の位置や大きさを工夫したり、照明を工夫したりすることで対処できます。
防犯やプライバシーがおろそかに
外観のデザインは見た目だけでなく、実用性も重要です。特に防犯やプライバシーに関しては、外観のデザインが大きく影響します。ですが、外観のデザインに防犯やプライバシーを考えないと、問題が起こることがあります。
例
一例として、以下のような失敗例があります。
・玄関や窓が道路に近くて、通行人から見られやすくなってしまう。
・玄関や窓が小さくて暗くて、不審者に隠れ場所を与えてしまう。
・見えにくい窓から侵入される。
失敗を防ぐポイント
このような失敗を防ぐためには、外観のデザインに防犯やプライバシーを考えることが大切です。
例えば、玄関や窓は道路から離れた位置に設置する、玄関や窓に鍵やカーテンを付ける、玄関や窓を明るく広くするなどといった工夫で、防犯やプライバシーを確保できます。
代表的な外観デザインのパターンを解説
外観デザインは、建物や住宅の印象や雰囲気を大きく左右します。また外観デザインは、住まい手のライフスタイルや好みを反映するものでもあります。
外観デザインにはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的な6つの外観デザインの種類と特徴を紹介します。
和風
和風の外観デザインには、茅葺き屋根や瓦屋根、木造や土壁、格子窓や雨戸などが特徴的です。和風の外観デザインは、日本らしさや落ち着き、自然との調和を感じさせます。
和モダン
和モダンの外観デザインには、和風の素材や要素を取り入れつつ、モダンな形や色彩を加えたデザインが多く見られます。
例えば、瓦屋根に黒い壁や白い壁を組み合わせたり、木造にスチールやコンクリートを用いたりするなどです。
シンプルモダン・ナチュラルモダン
シンプルモダンの外観デザインは、直線的で幾何学的な形や平面的な色彩が特徴的です。無駄を省いた機能美やスタイリッシュさを感じさせます。
ナチュラルモダンとは、シンプルモダンに自然素材や自然色を取り入れた外観デザインのことです。木材や石材などの自然素材や、白や黒などの無彩色以外にも茶色や緑色などの自然色が使われます。
北欧モダン
北欧モダンの外観デザインには、木材や白色を基調とした明るく清潔感のあるデザインが多く見られます。また、カラフルな色彩やポップな柄などのアクセントも加えられることがあります。
南欧風
南欧風の外観デザインには、赤やオレンジの暖色系や青や白の寒色系を用いたカラフルで華やかなデザインが多く見られます。
また、アーチやドームなどの曲線的な形や、タイルやレンガなどの素材も特徴的です。
アメリカン
アメリカンとは、アメリカ(特に北米)の建築や文化の影響を受けた外観デザインのことです。アメリカンの外観デザインには、木造やレンガ造りなどの素朴で温かみのあるデザインが多く見られます。
また、ベランダやポーチなどの屋外空間や、シャッターや柱などの装飾的な要素も特徴的です。
注文住宅の外観デザインは、建物の印象や住環境に大きな影響を与えます。失敗を避け、理想の外観を実現するためには、いくつかの要点を押さえることが大切です。
まず、バラバラでまとまりのないデザインを避け、テーマやコンセプトを持つことが重要です。
次に、サンプルやカタログと実際の建物が異なることを覚悟します。防犯やプライバシーを忘れずにデザインすることも必要です。
外観デザインの種類には、和風、和モダン、シンプルモダン・ナチュラルモダンなどがあり、それぞれ特徴があります。自分の好みやライフスタイルに合った外観デザインを選びましょう。
外観デザインは、あなたの住まいをより快適で魅力的にする重要な要素です。自分の理想を追求し、素敵な住まいを実現しましょう。