自然素材の注文住宅はメンテナンスが大変?福岡で建てる自然素材の家
2024/01/10
自然素材の家のメンテナンスについて、多くの人々が不安を感じることがありますが、実際には一般的なイメージとは異なり、通常のお手入れとそれほど変わりません。福岡で建てる自然素材の家も同様で、基本的なお手入れが大変ではなく、素材ごとに適切なメンテナンス方法を理解することで、美しさを維持し、長寿命の住宅を実現することができます。
自然素材の家の特徴と主な素材
自然素材の家は、環境に優しく、美しい風合いが特徴であり、近年、その魅力が再評価されています。ここでは、自然素材の家の特徴と、よく使用される主な素材について説明します。
◇自然素材の家の特徴
自然素材の家は、建材に化学物質を含まない天然素材を主に使用する住宅であり、健康に配慮された住宅です。これらの住まいは、化学的な添加物を極力排除した素材を取り入れ、住民の健康と環境への負荷を最小限に抑えることを目指しています。
主な特徴として、シックハウス症候群への対策としての機能がある点です。自然素材の家は、住宅内での有害な化学物質のリスクを軽減することが期待されます。これにより、住む人たちの健康状態が向上し、快適な居住環境が提供されます。
さらに、自然素材は再生可能であり、製造時のエネルギー消費が低いため、地球環境に対して優しい点も挙げられます。サステナビリティを考慮した住まいづくりが可能で、環境負荷が軽減されるでしょう。
このような特長により、自然素材の家は住む人々の健康と地球環境への配慮を結びつけ、安心して快適な生活を実現する新しい住宅の選択肢として注目を集めています。
◇自然素材の家で使用される素材
自然素材の家で使用される主な素材には、無垢の木材や漆喰、珪藻土、そしてセルロースファイバーが挙げられます。
漆喰は、石灰に砂や海藻糊を加えてペースト状にしたもので、日本の伝統的な建材として古くから使われています。漆喰は二酸化炭素と反応して硬くなり、頑丈で耐久性があるのが特徴です。また、吸湿・放湿性や防火性にも優れ、自然素材の家において重要な内装材として利用されています。
珪藻土は植物性プランクトンの化石が原料であり、粒子表面に無数の穴があります。これにより、湿度が高いと湿気を吸収し、低いと蓄えた水蒸気を放出して湿度を調整することが可能です。結露の防止やカビの予防にも寄与し、自然素材として注目されています。
セルロースファイバーは天然の木質繊維から作られ、様々な太さの繊維が絡み合い、空気の層を形成します。これにより熱や音の伝達が難しくなり、室内の保湿・遮熱の向上繫がるでしょう。多くの自然素材の注文住宅で、セルロースファイバーが採用されています。
無垢材は天然の木材で、美しい外観だけでなく湿度を調整する能力も持っています。100%自然素材であり、直接身体に触れる床材としては特に人体への安全性が高く、その風合いと優しさが自然素材の家に特有の雰囲気を与えます。これらの素材が組み合わさり、自然素材の家は健康的で持続可能な住まいとして人気を集めています。
自然素材の家のメンテナンスについて
画像出典先:フォトAC
自然素材の家に興味はあるけれど、メンテナンスに不安を感じることもあるかもしれません。自然素材の家のメンテナンスは本当に大変なのかと、具体的なメンテナンス方法について解説します。
◇自然素材の家はメンテナンスが大変?
自然素材の家のメンテナンスについて、一般的なイメージとは異なり、実は通常のお手入れとあまり変わりがありません。多くのご家庭が壁や床などの埃や汚れを掃除するのと同じように、自然素材の家も基本的なお手入れが十分です。
特に大変だと感じることは少ないですが、素材によってメンテナンス方法が異なるので、それぞれのポイントに気を付けることで、自然素材の家を美しく保ち、長寿命化することができます。
自然素材の家はその特有の風合いや環境への優しさを重視する人々にとって、メンテナンスの手間はその価値に見合うものと言えるでしょう。適切な手入れを欠かさず行えば、自然素材の家は美しさと持続可能性を保ち、住む人に豊かな生活を提供してくれます。
◇素材別のメンテナンス方法
使用している素材によって、メンテナンス方法が異なります。以下で素材別のメンテナンス法方法と注意点について解説します。
無垢材
無垢材の床は柔らかな布で定期的に掃除し、特殊なオイルやワックスを使って保護することで美しさを保てます。掃除機をかけることが基本で、拭き掃除をする際には、水分に注意が必要です。中性洗剤を水に溶かし、絞った雑巾で水拭きすることで頑丈な床の美しさを維持できます。ワックスやオイルのメンテナンスでは、初めに塗装されたものと同じメーカーのものを使用し、指示に従って施すことが重要です。
漆喰の壁
漆喰の壁は優しくふわふわのブラシで掃除し、漆喰専用のクリーナーの使用をおすすめします。漆喰の壁はホコリがつきにくいが、手あかや汚れが目立ちやすいです。ハタキや掃除機でホコリを払い、気になる場所は消しゴムで軽くこするといいでしょう。頑固な汚れには中性洗剤や重曹を利用するか、サンドペーパーで優しく削ることで美しさを維持できます。
珪藻土壁
珪藻土壁も漆喰同様のメンテナンスが必要です。汚れには早めの対策が重要で、コーヒーや醤油のシミは薄めた中性洗剤で拭き取り、塩素系漂白剤を使用した場合は乾燥させた後に水拭きします。ヒビ割れには霧吹きで水をかけ、指や柔らかいスポンジで整えてから乾燥させることで修復が可能です。
素材の特性を理解し、適切な手入れで美しさと耐久性を維持しましょう。
福岡で自然素材の注文住宅を施工する住宅メーカー
福岡で自然素材の注文住宅を施工する住宅メーカーを選ぶ際には、信頼性や専門知識、施工実績などを検討することが重要です。ここでは、福岡で自然素材の注文住宅を提供する優れた住宅メーカーについて紹介し、その特徴や実績をご紹介します。
◇安成工務店
福岡に拠点を構え、創業70年以上の歴史を有する安成工務店は、30年にわたり環境共生住宅の提供に積極的に取り組んでいます。安成工務店が使用する建材は、時間が経過しても品質を損なわず、むしろ味わいが増す素材を厳選しています。選び抜かれた建材だけを使用し、見えない箇所にもこだわりを持っています。
構造材には丹念に天然乾燥で仕上げた杉の芯材、内装壁には珪藻土、床材には国産無垢材、そして断熱材には木質繊維系断熱材を使用するなど、安成工務店は100%自然素材にこだわり抜いています。これにより、安成の家は環境への優しさと共に、経年変化にも美しさを保つ注文住宅を提供しています。
◇エー・エヌ・ホーム
エー・エヌ・ホームは、自然素材の注文住宅を提供する住宅メーカーです。特に、見せかけではなく、全てにおいて本物であることを重視し、日々建築に取り組んでいます。具体的には、基礎には木にこだわり、ビニールビクロスや合板のフローリング、薬剤を使用した白蟻駆除などは一切使用しません。手間暇をかけ、健康で丈夫な家を築くことをモットーにしているメーカーです。
また、エー・エヌ・ホームは空間だけでなく、建材や細部までお客様との打ち合わせを通じて要望を確認し、プロの経験とノウハウを駆使して提案します。そして、10年、20年、30年と経ったときに本当に「資産価値の高い家」を目指しています。エー・エヌ・ホームは真摯な姿勢と質の高い住宅を通じて、お客様の期待に応えることを目指す住宅メーカーです。
◇斉藤工務店
福岡に4つの拠点を有する斉藤工務店は、プロのチームがお客様の理想を高め、実現し、守り続ける工務店です。そして、一度で理想の家に出会えるために、徹底的にお客様に寄り添い、本当に欲しかった家を実現するサポートを行っています。
斉藤工務店では、感性豊かなコーディネーターと設計者が築く世界観に、30年や40年のキャリアを積んだ職人たちの技術が加わり、お客様の住まいを建築しています。お客様と同じ目線で理想の住まいに向かい、スタッフ全員が一丸となり協力して家づくりを行っている工務店です。
自然素材の家は環境に優しく、健康に配慮された住宅であり、化学物質を排除した素材を使用しています。これらの家はシックハウス症候群の対策として機能し、健康と環境への負荷を最小限に抑えます。再生可能な素材を使用し、地球環境にも優しいです。
主な素材には漆喰、珪藻土、セルロースファイバー、無垢材があり、それぞれの素材は特性を活かして健康的で持続可能な住まいを実現します。
自然素材の家のメンテナンスは一般的なお手入れと大差がなく、素材によって適切なメンテナンス方法が異なります。無垢材の床はオイルやワックスで保護し、漆喰の壁は漆喰クリーナーを使用します。珪藻土壁も漆喰同様のケアが必要です。素材の特性を理解し、適切な手入れを行えば、自然素材の家は美しさと耐久性を維持します。