福岡で注文住宅を建てたい!理想の間取りの決め方を詳しく解説
2023/10/25
理想の家づくりのために、まずは間取りを考えなければいけません。福岡で注文住宅を検討する際、間取りを成功させるためには工務店や家族との綿密な打ち合わせが大切です。家事動線や家族のライフステージを想定しておくことで、長期にわたって快適な暮らしを続けられます。さらに、間取りの失敗例を知ることで間取りで気を付けるポイントも見えてきます。
住みやすく機能的な間取りをデザインすることで、家族の笑顔があふれる家づくりを実現しましょう。
注文住宅の間取りを決める手順を解説
福岡で注文住宅を建てる際、福岡の工務店やハウスメーカーに相談に行く前に、家族と意見のすり合わせを行うことが重要です。プロに依頼する前に、家族で話し合いを行い、決めておくべきことが3つあります。
将来的な家族の人数を把握する
夫婦間で、子どもは何人になるのか、2世帯住宅になる可能性はないのかなど、家族の人数に関わることは想定をしておきましょう。
将来家族が想定を上回るような人数になった場合、家の広さや部屋数の変更、最悪の場合には住み替えが必要となります。リフォームや建て替えには膨大な費用がかかるため、極力一度建てたらそのまま長く住むことができる家が理想です。
住宅メーカーは今まで建てた家の家族構成を元に、家族の人数に応じた最適な広さや間取りをプランニングしてくれます。具体的に何人かわからない場合でも、最大で何人になる想定なのか、もしくは「何人から何人は欲しい」というようにアバウトでもよいので事前に決めておきましょう。
予算の決定
ハウスメーカーや工務店で資金相談を行ってくれるところもありますが、実際に融資するのは銀行です。まずは、銀行の住宅ローンの仮審査を受けましょう。
その際に気をつけることは、毎月の支払額がいくらまでなら無理なく生活ができるかです。自分が融資を受けられる限界まで融資を受けてしまうと、支払いが苦しくなる場合があります。
仮審査を受ける前に、今の家計の状況を確認して、月々いくらの支払いであれば許容できそうかを話し合っておきましょう。
家族の希望をまとめる
子どもも含めた家族全員で、どんな家にしたいかを出し合ってください。今の住まいの問題点や、住まいに対するこだわりなど、自由に出し合いましょう。
出し合った後に、例えば「お風呂は小さい方が掃除が楽」「お風呂は大きくしてゆったり入りたい」といったような対立する意見が出てくることがあります。
その場合はしっかり話し合って、どちらかに決めておいてください。
そこまで決めたら、あとは工務店やハウスメーカーに相談しましょう。
よく、自分自身で間取り図を作成してそれを持ち込む人がいます。せっかく長い時間をかけて間取りを決定しても、構造や予算の問題で間取りが実現できないかもしれません。
間取りを作成することよりも、提案された間取りについてイメージを膨らませる方が効率が良いです。家族の希望を吸い上げて一つにした後は、知識と経験豊富なプロの建築士にプランを任せましょう。
間取りを決める際に注目すべきポイント
画像出典先:フォトAC
家族の意見がまとまり、住宅メーカーから間取りのプランが出てきたら、間取りを検討して修正をしましょう。間取り図の決め方は多くの場合、建築士の提案に修正を加えていき、間取り図を作り上げていきます。
ここでは、間取りを決定する前に注目すべきポイントについて解説します。
要望の反映
間取り図を見た時に、まず確認すべきことは自分たちの要望の中で何が反映されているかです。多くの住宅メーカーは、一番初めに全ての要望を聞き出し、それを元に間取り図を作成します。
間取りを作成するのはもちろん人間ですから、要望の見落としが起きる可能性があるでしょう。中には、構造や予算の関係で要望を実現できないこともあります。間取りを提示された際に、間取りに反映された要望の内容と反映できなかった理由を聞いておきましょう。
この時のために、家族の最終的な要望は文章に残していつでも確認できるようにしておくとよいです。
日常生活の動線
次に確認すべきことは、日常生活での家族の動線についてです。間取り図を見ながら1日の生活の流れをイメージしましょう。その際に、同じところを何往復もしたり、一番使う設備が部屋から離れていたりすると、生活の中で無駄な動きが多くなります。
この先長く住む住宅なので、1日単位では少しの無駄でも1カ月、1年と使い続けていくとそれが大きな無駄につながるでしょう。
動線の無駄の具体例として、洗濯の動線があります。洗濯をしてから洗濯物を干して収納、もしくは、洗濯乾燥機で乾燥して収納といった動線は無駄が生まれやすいです。
具体例
例えば、1階で洗濯をして、2階に干す、そして収納は1階にあるとすると、2階に運んだ洗濯物をもう一度下に下ろすという無駄が生まれます。
家族ごとの1日の流れをイメージして考え、動線の無駄を建築士に伝えましょう。
将来性
最後に確認すべきことは、将来の変化への対応が可能な間取りかどうかです。
注文住宅の利点を最大限に生かすためには、将来的に間取りの変更が必要ない間取りを実現する必要があります。
間取りを作成する前に将来的な家族の人数を検討しましたが、将来変化するのは家族の人数だけではありません。
子どもであれば大きくなるにつれて、勉強するスペースやプライベートな空間を欲するようになります。また、大人は歳を取るにつれて階段を上がることが苦痛になるかもしれません。
そうした場合にも対応できる間取りとなっているかが重要です。
具体例
例えば、将来的に子ども部屋を増設するために、1つの部屋をリフォームで2つに分ける準備をしておきましょう。扉やライト、コンセントを1部屋に2部屋分作っておくと、将来的に部屋を分けることが可能です。
また、高齢化に備えては、水回りや寝室を全て1階に集中させ、子ども部屋を2階にすることで将来的に1階のみで平屋のように生活できます。このようにすることで、生活の中で階段の上り下りが不要となるでしょう。
失敗しない注文住宅の間取りの考え方
ここでは、よくある間取りの失敗例を紹介しながら、失敗しないためにはどうすればよいのか、ポイントをおさえて解説します。
廊下の位置
間取りの失敗事例として実際によくあるのは、寝室とリビングルームの間に廊下がある場合です。
寝室とリビングルームの間に廊下があると、リビングルームを出入りする家族が必ず寝室前の廊下を経由することになります。
家族が廊下を経由することで、廊下の明かりがついたり、歩く音がノイズとなって聞こえたりしますので、眠りから覚めてしまうかもしれません。寝室は家族が頻繁に過ごす場所や廊下からは、なるべく遠ざけるべきです。そうすることで落ち着いた環境で眠りにつくことができます。
リビングルームでくつろぐ家族やゲストが通り道を使って寝室にアクセスすることは、プライバシーに対する侵害となります。
キッチンとリビングの距離
キッチンとリビングが遠く離れている場合も失敗の事例です。キッチンとリビングが離れたところにあると、料理を作る人がひとりで準備をすることになります。
せっかくの家族全員が集まる時間ですので、食べる時はもちろん、準備の時間を含めて家族間のコミュニケーションの場にすべきです。
また、料理を運ぶ際にも、キッチンとリビングが遠いと運ぶのに時間がかかります。食器が追加で必要になった際や、後片付けの時にも余計な時間がかかり、家族団らんの時間が減ってしまいます。
間取りにLDK(リビングダイニングキッチン)を組み込むことで、家族団らんの時間を最大限確保し、家族の絆を深めることができます。
トイレの位置
意外と盲点となるのがトイレの位置です。寝室とトイレの位置の距離には、細心の注意を払いましょう。
2階建てで寝室が2階にあり、トイレは1階にのみにあるとすると、夜中にトイレにいきたくなった場合は階段を降りなければなりません。
夜中にトイレに起きた子どもが階段を降りてトイレにいくことは子どもが幼いとかなりの危険が伴います。予算的に可能であれば、2階建であればトイレは2階にもつけた方が便利です。
しかし、家族の寝室の近くにトイレを設けてしまうと、トイレの水が流れる音がノイズとなって家族の睡眠を妨げることになります。
近すぎず、遠すぎずのベストな位置を建築士と模索しましょう。
福岡で注文住宅を建てる際、間取り決めを失敗しないためには家族との綿密な打ち合わせが必要です。まず、将来的な家族の人数を話し合い、それに合わせた予算を設定します。家族の希望をまとめ、プロの建築士に相談しましょう。
間取りを決める際のポイントは、要望の反映、動線の無駄、将来の変化への対応です。一般的な失敗例として、寝室とリビングの間に廊下を設けてしまう場合や、キッチンとリビングの距離を離してしまう場合が挙げられます。
また、寝室とトイレの距離にも注意が必要です。最終的に、家族全員で暮らしをイメージし、不便な箇所を洗い出しましょう。
他にも福岡県おすすめ住宅会社3選が参考になります。参考にしてみてください。